ベトナムフード|ベトナム在住者が紹介

2018年8月31日-

ベトナムの家庭料理

Trứng chưng mắm ruốc(チュンチュンマムルッ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

ベトナム料理に慣れていない日本人にもおすすめ

Trứng chưng mắm ruốc(チュンチュンマムルッ)

ベトナム中部地方でよく見かける家庭料理です。

卵にアミみたいなものをまぜ、蒸してつくります。
アミの代わりにひき肉でもよいです。日本人にはひき肉だと食べやすいです。

白いごはんとあわせて食べるので、味が非常に濃い場合があります。

おやつ・デザート系

Hạt đác rim me(ハッダッリムメ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

非常にしっかりとした弾力のある歯ざわり。甘みをつけてヨーグルトに混ぜて食べる。ナタデココに近い使い方をします。他の果物と混ぜるとフルーツポンチみたいになる。

Đậu hủ đá(ダウフーダー)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Đậu hủ đá(ダウフーダー)

ベトナムでは豆腐が頻繁に甘味に使われます。

豆腐にかけるシロップには、アクセントに生姜を加えることも多いです。

日本の「ひややっこ」のように、そのまま食べているのを見たことはありません。

甘味ではなく食事として食べる場合は、だいたい揚げ豆腐です。

Bò bía ngọt(ボービアゴッ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Bò bía ngọt(ボービアゴッ)

たまにおじさんが屋台を引いているのを見かけます。

本当は子供向けですが、10代、20代の若者も昔を懐かしんで屋台にむらがります。

Bánh tráng dừa mạch nha(バィンチャンユァマッニャ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Bánh tráng dừa mạch nha(バィンチャンユァマッニャ) Bánh tráng dừa mạch nha(バィンチャンユァマッニャ)

これまた懐かし系のおやつです。

ライスペーパーをふっくら焼いたせんべいの上にココナッツと噛み砕ける飴をのせて、半分に折ります。

朝食・軽食系

Bánh ướt(バィンウッ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

ベトナム料理に慣れていない日本人にもおすすめ

Bánh ướt(バィンウッ)

Bánh ướt(バィンウッ)

フォー(Phở)を延ばしたようなもの。

甘めに味を調整した魚醤(ヌックマム)をかけて食べます。

ちゅるちゅるして食べやすくておいしい!

具も多種多様。

ハムやネム(酢漬けのハムみたいな味)、野菜と一緒に食べます。

揚げ春巻きが入っている事もあります。

Bánh ướt(バィンウッ)

麺類

Bún riêu(ブンリウ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Bún riêu(ブンリウ)

南部料理。Bún bò Huế(ブンボーフエ)のBún。

サワガニのような、小さい畑にいるようなカニがスープのダシとなっています。

その小さいのカニ身のつみれと揚げ豆腐、トマトと豚肉などが具として入ります。

Hủ tiếu khô(フーティウコー)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Hủ tiếu khô(フーティウコー)

Hủ tiếu(フーティウ)は麺の一種で、米、ブン、フォーと同等くらいに頻繁に食されます。

通常はスープに麺が入っていますが、汁なしもあります。

汁なしの場合、Hủ tiếu khôというように、"Khô"という単語が入ります。

具はいろいろですが、主に豚肉とうずらの卵はだいたい入っています。

Bánh hỏi nêm nướng(バィンホイネムヌン)

網状になったbún(=Bún hỏi)に焼いたnêmなどを混ぜ、味を調整した少し甘いNước mắmを入れて食べます。

Bún hỏiはさっぱりしているので、脂っこい具や甘いNước mắmがマッチします。

練り物系

ベトナムにも練り物系はあります。Bánh xeo(バィンセオ)やBánh căn(バィンカン)です。

特にBánh xeoは日本では「ベトナム風お好み焼き」と呼ばれるくらい、お好み焼きに近いです。

Bánh căn(バィンカン)/Bánh xeo(バィンセオ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Bánh cănバィンカン/Bánh xeo nhỏ小さいバィンセオ

手前がバィンセオ、奥にあるのがバィンカンです。

なお、このバィンセオは小さいタイプで、ひとつかみ程度の大きさです。
お皿いっぱいに乗せる大きいものもあります。

お好み焼きと同様、バィンセオの具に決まりはありませんが、もやしやエビが乗っており、レタスでつつんで、甘めの魚醤につけて食べることが多いです。

バィンカンは、バィンセオより若干分厚く、ややこぶりです。
日本で言えば、お好み焼きに対してのたこ焼きが、バィンセオに対するバィンカンでしょうか。

バィンカンはバィンセオと同様魚醤、ナッツ類がベースのタレ、または魚ベースのスープ(タレではなくスープ!)に入れて食べるなど、さまざまな食べ方があります。

Bánh căn(バィンカン)※スープタイプ

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Bánh căn(バィンカン)※スープタイプ

非常におすすめ!

このBánh cănはスープに入れて食べるタイプです。
魚ベースのダシ。具材としてゆで卵、肉団子、魚が入っています。

非常におすすめと書きましたが、この料理がというより、この店が非常においしい。
すぐ近所に同じ料理を提供している店が多数ありますが、つねにこの店だけ満席です。
ホーチミンじゃないので住所は記載しませんが…。
実際、他の店も食べてみましたが、段違いです。

お餅・おかゆ系

Bánh bèo(バィンベオ)

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おかゆ…ではないのですが、米をおかゆをこえて煮込んでこねるとゼリー状になるようです。

表現としてはゼリー状のおもち…が近いのかと思います。

この写真はUFO型で、トマトベースのタレに入っています。

ライスペーパーでつつむ食べ物

ベトナムでライスペーパーで包むのは春巻きだけではありません。

じつにさまざまなものを包み込みます。

また、ライスペーパーでは炭水化物の量が十分ではないので、多くの場合、Bún(ブン)という米麺の一種を一緒に包みます。

Bò cuốn lá lốt(ボークォンァーロッ)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

「Cuốn」がつくと、ライスペーパーで巻く料理であることがが多いです…が、このCuốnはライスペーパーで巻く意味のCuốnではなく、牛肉にLốtという葉っぱを巻いているという意味です。

なので、写真にはいろいろ写っていますが、その牛肉がメイン。

Bún(ブン)を網状にまとめたもの…けっこう好きです。

それと、レタスなどの野菜、

それらを、ライスペーパーで巻き、タレにつけて食します。

絶対ライスペーパーで巻かなければならないという決まりでもないので、巻かずに食べても構いません。
が、手巻き寿司みたいな楽しみでもあるので、せっかくなので巻いて食べてみる方が楽しいと思います。

Nem chả cuốn(ネムチャ~クォン)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Nem(肉のつくねみたいなの)を焼いたものと、野菜、Búnなどをライスペーパーで巻き、タレにつけて食べます。

私はNemが好きです。

また、写真右上の、ライスペーパーを油で揚げたものがパリパリしておいしいです…が、摂取する油分がちょっと多めになります。

テト(陰暦正月)に食べるもの

テト(Tết)とは、いわゆる旧正月のことです。
…が、ベトナム人にとっては「旧」ではないので、「テト」「陰暦の正月」「ベトナムの正月」などと表記することをおすすめします。

Bánh chưng(バィンチュン)

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Bánh chưng(バィンチュン)

味はたんぱくで、飽きが来てしまうので、らっきょう漬けといっしょに食べるのが普通です。

旅行先でのご当地グルメ

Bún cá Hà Nội(ブンカーハノイ)ベトナム北部

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Bún cá Hà Nội(ブンカーハノイ)ベトナム北部 Bún cá Hà Nội(ブンカーハノイ)ベトナム北部 Bún cá Hà Nội(ブンカーハノイ)ベトナム北部

ハノイでとても有名な料理のひとつ。

ターメリックで色付けされた魚とネギを炒めてBún(ブン)と一緒に。

Mì quảng(ミークアン)ベトナム中部

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Mì quảng(ミークアン)ベトナム中部

Mì Quảngという麺の一種。中部で有名。見た目はPhở(フォー)より幅広。

麺はシコシコします。

ホーチミンで食べるより現地で食べるほうが圧倒的に美味しい。

ただし、日本人には辛すぎることがあるので注意。

スープは麺の量に対して少なめなのが特徴。

Mì quảng trộn(ミークアンチョン)ベトナム中部

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Mì quảng trộn(ミークアンチョン)ベトナム中部

Mì Quảngという麺の一種。中部で有名。見た目はPhở(フォー)より幅広。

スープは骨付き豚肉から。

ライスペーパーを焼いたせんべいと一緒に食べます。

スープなしで、魚醤(Nước mắm)をかける。

Cao lầu(カオラウ)ベトナム中部

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Cao lầu(カオラウ)ベトナム中部

中部ホイアンの有名な料理。

米麺、色は黄色

少量のスープ、豚肉、ライスペーパーのせんべいを一緒に食べます。

Cơm hến(コムヘン)ベトナム中部

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

Cơm hến(コムヘン)ベトナム中部

ベトナム中部フエの有名な料理。
しじみみたいな小さいな貝をご飯にかけて食べる。
野菜と乾燥させた豚の皮ものっている。
最後にしじみ汁をいただきます。
今のところ、ホーチミンで食べておいしいと思ったことはない。
フエで食べる方がいい…が辛すぎる場合があるので、注文時に唐辛子なしで注文を依頼。
※もともと唐辛子がまざっており「なし」にできないこともあるため、唐辛子の追加を防ぐ。

Bún hến(ブンヘン) ベトナム中部

カタカナ表記は参考程度にとどめおきください。カタカナ発音はまったく通じません。

上記Cơm hếnに対し、Bún(ブン)のうえに貝などの具がのっています。何かが…たぶんアミを塩辛上にしたタレを混ぜて食べます。そのタレは、独特のニオイがあるので、ダメな人はダメです。好きな人は好きです。私は慣れる必要もなく、最初から好きでした。
最後に貝を茹でた汁を飲んで、胃を休ませます。

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