Power AutomateとAdaptive Cardでメンションする方法
Power AutomateやAdaptive Cardを通してTeamsのメンションをできるとカスタマイズの幅が広がり、非常に使い勝手がよくなります。
しかし、普通にやっていって突き当たるのが、「あれ?メンションできないんじゃない?」。
結論を書きます。
個人宛メンションは可能です。
チーム、チャンネル宛のメンションは、まだ、不可能だと考えられます。(2021/06/02時点)
Power Automate上で個人宛にメンションする方法
普通にTeamsのActionsから、メンションを生成する機能を選べます。
Get @mention token for a user (Preview)
というアクションを選びます。
そしてtextフォームのplaceholderに書かれているとおり、user principal nameかuser IDを入力すると、個人宛のメンションを生成できます。
User IDを確認するのは面倒ですし、手間がかかります。おそらく16進数で30桁くらいあります。
なので、user principal nameを利用する方が簡単です。
ユーザ認識IDとしてのemailアドレス(またはemailアドレス形式の書式)です。
つまり、TeamsやPower AutomateといったMSツールにサインインするときに入力するメールアドレスです。
そのuser principal nameを入力すれば、メンションを生成できます。
生成された結果は、Dynamic contentから呼び出すことができます。
プログラミングで言えば変数に格納されている、と考えてよいと思います。
具体的には、次ステップ以降で、Dynamic contentの”@mention”で呼び出すことができます。
例えば、Post a message (V3) (Peview)のMessage欄にフォーカスすれば、Dynamic contentのウィンドウが勝手に出てきます。
Adaptive cardで個人宛メンションをする方法
なんと、Adaptive cardでも個人宛メンションが可能です。
これは上記のテストログを見て、発見しました。タグでくくればよいのです。
<at>Principal User Name</at>
これだけです。Principal user nameはつまり、前述のとおり、Microsoft Accountのサインインに利用するemailアドレスです。