ベトナム人はなぜ家族を大事にするのか
日本人だって家族は大事だよ!
というのはおいておいて、他国との比較ではなく、ベトナムについてのみ考えてみました。
一応日本との違いとしては、ベトナムは核家族化が日本ほど進んでおらず、「家族」の概念が親戚にまで広がるケースも多い。
もちろん、核家族が一番重要視されますが、日本の多くのケースに比べ、「親戚」に対する感覚が「家族」に近い家庭が多いように思います。
もちろん私の妻を全ベトナム人の典型として思い込んでいるわけではなく、一例の意味ですが、おじさんが突然やってきて妻の実家にあがりこんで昼飯食って帰ったりします。
そのおじさんも、妻の母親にごはんのおかわりを所望するときも、もはや遠慮なく無言です。
親子夫婦ならいざしらず、親戚とはいえ、「親しき仲にも礼儀あり」が自分の感覚なので、ずっと不思議です。
否定的に捉えているの意味ではありません。
自分自身が小さいころの転勤族で「親戚」というものと縁が遠かったので、純粋に「どういう感覚なのか」がわからない、ということです。
- 単純に家族の情
- 利己精神
- 学校教育
「利己精神」も補足は必要ですが、この中では最後の「学校教育」が特色だと思います。
単純に家族の情
これは説明するまでもないですね。
利己精神
ひとことで言うと、家族・親戚同士の助け合いです。
親子兄弟ならともかく、普段自分が家族・親戚を大事に(気にかける、大変なときに手伝う)しない人を心から助けたいと思う奉仕の精神を持っている人は少ないでしょう。
学校教育
仏教の影響が強いのでしょうか。
よくわかりません。
学校で両親を大事にしなさい、両親は子どもに対してこんな気持ちを持っているんですよ、という教育を行なっている様子。
例えば、教育用のビデオを国だか教育委員会だかが作って、それを教室や体育館で見せるような感じ。
「タバコは身体に悪いですよ」というのを小学校のうちに繰り返していることは、日本での喫煙率低下に、かなり影響を与えていると思うのです。
交通ルールについても小学校のうちは、交通警察のお兄さん、お姉さん…かだれかから毎年ガイダンスを受けた…ような気がする。
三つ子の魂百まで、といいますが、小学校に何を教えるか、ってけっこう大切だな、と思います。
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