自分が感じたベトナム人の特徴|ベトナム人と日本人の国民性の違いとは?

2017年10月13日ベトナム人と日本人の国民性の違いとは?

自分が知った特徴

 シャワーは水のまま

シャワーは温水ではなく、冷たいまま利用するのが普通のようです。

ベトナム人の妻も、最初は温水シャワーはおそるおそるでした。

しかし、結婚後は私が温水シャワーを使うので、次第に常用するようになった。

温暖な気候だから温水シャワーを使わないのではなく、

  • 温水シャワーを利用できる環境にない
  • もともとそうなので、体験するまで必要性も感じない

なのだと思います。

ベトナムの披露宴と日本の披露宴の違い

ベトナムと日本との結婚式(披露宴)の違いについて、ベトナムを主語に箇条書きにします。

  • 招待されても比較的気楽に欠席できる。(お祝儀は他の人に依頼する)
  • お祝儀の封筒は招待状の封筒を使う。
  • 新札使わなきゃ!というプレッシャーは弱い。(でも可能なら新札の方がよい)
  • 時間通りに始まることは少ない。
  • 会場につくと新郎新婦に入り口で出迎えてもらう。帰りも見送る。日本は帰るときの見送りだけですよね、たいてい。
  • 記念撮影は上記の最初と最後のタイミングがメイン。日本は式の途中でフリータイムがあって、そこでタイミング見つけて撮影しますよね。
  • たいがい音楽の音量がすごい。隣の人の耳のそばで叫ばないと聞こえない大音量。

例外も、たくさんあります。

ベトナムの結婚式の全体フロー

前述の新郎新婦の出迎え、見送りは飛ばします。

  1. ダンスが始まる。費用がかかるからプロを頼む場合は少ない。なので、正直ちょっと「・・・」でも、たまにうまい人もいる。
  2. 新郎新婦とその両親、および代表者が入場する。
  3. 代表者というのは、たいてい新郎新婦のおじさんの中で、長男で、その長男が挨拶します。新郎側なのか新婦側なのか、決まりがあるのかは不明です。兄弟に男性がいない場合もありますし、出席できない、ということもあるので、絶対の決まりではないようです。
  4. ケーキ入刀。
  5. 積み上げたワイングラスにワイン(ロゼ?)を注ぐ。ワイングラスにドライアイスが入っていて煙が出てくることもある。
  6. そのままカラオケにはいることが多い。カラオケはあらかじめメンバーが決まっていることもあれば、飛び入りのこともある様子。

ベトナム結婚式の料理

飲み物はビール、水、コーラからしか選べないことが多いです。
女性がよくビールの代わりに飲む赤いエナジードリンクのSTING がある場合もあります。

料理は日本の多くの披露宴のようにフランス料理のフルコースではありません。
ベトナム料理のコースです。

順番は決まっていませんが、だいたい、前菜、スープ、魚料理、肉料理、鍋、デザートの組み合わせで、すべてベトナム料理です。

前菜はせんべいと一緒に食べるGoi(ゴイ)が多い。
スープはとろとろしたカニスープ。
魚と肉は会場によってバリエーション豊かなので傾向がつかめません。
鍋はだいたいブンと一緒に食べる、ベトナムによくある鍋。

最近思ったんですが、日本は日本なのになんでフランス料理なんだろうと。
ふだん食べないものを食べられるので、食べること自体は嬉しいんですが。

自分が感じた特徴

ベトナム人は自分で自分の写真を撮るのが好き

20代や10代の若い人ですが、写真を撮るときあの手この手で全身使ってポージング。
友人に何枚も撮ってもらう。

一番気に入った写真をFacebook のプロフィールにする。

日本人から見たら「恥ずかしくないのかな」と尊敬の念を禁じえないのですが、だがしかし、よくよく見回すと、ポージングしない、やってもせいぜいピースだけなのは日本人だけで、韓国人も中国人も欧米人もやっているのです。

そのピースも、欧米人から見ると「古い!」と感じるという記事を読んだことがあるし、むしろ日本人が特殊なのかもしれません。

ベトナム人は水着ではなく普段着でプールにドボン

もちろん水着の人もいますが普段着のまま入る人もいる。

日本だったら、普段着のままは泳ぐのはよっぽどテンション上がっているか、事故ですよね。

もちろんちゃんと管理されているプールではルールがあるようですが、海だとか、池、川では、泳ぐ=水着が必要という思い込んでいた自分が恥ずかしくなるくらい、当たり前に普通の服でドボン。

おじさんはひと目につくところでも平気で立ちションする

一度ヒアリングしたい。

なぜあなたは立ちションするのか。

みんなの前で立ちションする開放感がやみつきなんでしょうか。

公衆トイレまで行くのが面倒臭い…が想像しやすい答えなのですが、実際に聞いてみたら、もっと「え?ああ、なるほどー!」という答えがあるのかもしれない。

我慢できない…というのが真の理由であれば、ここまで立ちションは多くはないはずです。
お店のトイレを借りればいい。家までもうちょっと我慢すればいい。
むしろ、したいから立ちションするのか、他にやむを得ないと感じさせる秘話があるのか。

ちなみに、たまに道を歩いていて、出元のわからないアンモニア臭がする場合、その付近は公衆トイレと化している可能性があります。

ベトナム人は口を閉じてご飯を食べない

これはベトナムに住んでいる人には常識のレベルでしょうか。

自分はベトナム5年目、ベトナムの慣習を受け入れてきました。
それでもこれについては、日本の「食事中は口をあけない」を維持しています。

ところで、何かの記事で読みましたが、「くちゃくちゃ音を立てる」というのが、おいしく食べている印象を与える文化もあるそうです。
考えてみれば、日本でもそばやラーメンはズズーッとすする方がおいしそうですし、味噌汁を音を立てないようにぴちょぴちょ気を遣って飲んでいたら、なんだこの軟弱者は、ってなりますから、スープを音を立ててて食べない風習の欧米人から見たら、同じ類の異質を感じるのでしょうね。

ただこればかりは自分を変えられない。
他人について、食べているときに口を閉じないのは気にならなくなりましたが、自分は今でも口を閉じています。
なので、食べているときに話しかけると、無視しているみたいになって困ります。

ゴミを平気で道に投げ捨てる

異常に多い…。

以前、目の前で知らない子どもがポイ捨てしたので怒りたくなったが、そもそも路上にゴミだらけ。
それを看過している自分が、子供相手に怒ったところで恥ずかしいので、注意できませんでした。

タクシー乗っていても運転手が当たり前のように、突然ウインドウオープンしてペットボトルを投げ捨てる。

ベトナムに住んで4年め、妻はベトナム人。
ベトナムに来た人にベトナムのいい所を、日本のみなさんに知ってもらいたいが、このゴミの量、まして接客サービスであるタクシーの運転手さんが投げ捨てるところを見られてしまったら、どうにもフォローはできなくなる。
悲しくなるのです。

ただ日本も、子供の頃の記憶を探るに、ここまでひどくはなかったでしょうが、道端のゴミが極端に減ったのはここ数年だと思います。

道端のゴミを捨てる人を見て、嫌な気持ちを持つ人が若い世代に増えていくこと。
少なくとも弊社の社員はそうです。
これは改善の兆しだと思います。

今の若い人が社会の中心になっていけば世の中は変わりますし、そもそも、ゴミだらけのベトナムでゴミのポイ捨てに嫌悪感を抱く人が増えているということは、そのように教育していこうという、何かの動きが国内ですでに始まっているということだと思います。

ちなみに、ただ道にゴミを捨てるのではなく、ストレス発散なのかなんなのか、道にゴミを叩きつけるように投げ捨てる人もいます。

ちらばるし、だれかにぶつかるかもしれないし、何も投げなくていいじゃない。

最初見たとき、なんか怒ってんのかと思った。
怖かった。

ベトナム人はカラオケが大好き

ベトナム人カラオケ大好きです。

日本人もカラオケ好きですが、好きな人の割合が多い。

しかもびっくりするほどうまい人も多い。

ちなみに、日本みたいに、「順番に入れる」という習慣はないようで、歌いたい人が歌いたいだけ入れて、連続で入れるのもおかまいなしのようです。

夜に大音量のカラオケ

近所に丸聞こえでお構いなしの大音量。

道歩いていても路上にまで店内の音楽が聞こえる大ボリュームだったりしますし、その家庭版です。

もちろん住んでいる地域にもよると思いますが、今私が住んでいる家は夜に大音量のカラオケが始まってとにかくうるさい。

うるさいって、しゃかしゃか聞こえてくるレベルではなく、振動が伝わってくるボリュームです。

どんだけ自分の歌を聞かせたいんだ、という。

必ずしも一つの家庭だけではなく、今日はここ、明日はあそこ…。

22時過ぎたあたりから、さすがに遠慮する家庭も多いですが、23時を回ってももうるさいこともあった。

まあこれも、日本みたいにせっかく良いスピーカーを買っても隣人を気にして、最大ポテンシャルを発揮できない、せまぜました気遣いと比べたら、気楽でいいのかな、と思うこともあります。隣人が気にしないということは自分もさして気にしなくていいので。

ただ、でも、うるさい。