日本とベトナムの共通点
日本とベトナムの共通点・食文化
米食
米もジャポニカ米に近いが、日本米よりも粘りは少なく、チャーハンにも適している。
麺類も、日本で有名なフォー(phỏ)や、ブン(bún)、ミークァン(mì quảng)などの米麺が主流。Hủ tiếu(フーティウ)も米が原料のものもある。miếng(ミン)は緑豆。
箸
主観だが、日本の箸より長いことが多いと思う。
豆腐
日本と料理への用い方が異なるが、豆腐自体はある。ベトナムではデザートで使うか、通常の食事では揚げ豆腐が普通。
豆乳や湯葉もある。味噌は、少なくとも日本の味噌と同じものはない。
発酵食品
日本の発酵食品と同じという意味ではない。日本にも豆腐を腐らせた「豆腐よう」があるが、ベトナムでもペースト状にした腐った豆腐を調味料として利用する。また、エビの塩辛のような、マムトム(mắm tôm)がある。日本人を含む外国人の多くは苦手だそうだが、私はマムトム好きです。
魚醤(Nước mắm)
タイでいうナンプラー。ベトナムではヌックマム(nước mắm)という。
日本にも、秋田のしょっつるなど魚醤はあるが、そういう意味の共通点ではなく、日本食のソウルが醤油であるのと同様、ベトナム人にはヌックマム。
日本とベトナムの共通点・宗教
仏教
キリスト教徒も多いが大多数は仏教徒。
ただし、日本は多宗教が生活に溶け込んでいる文化なのもあり、家が仏式でも自分を「仏教徒」と意識することはないが、ベトナムは「仏教徒」が多い。(多くの日本人は明確化された特定の教えを信奉しないだけで「無宗教」なわけではない)
仏教徒のほかはキリスト教徒が多く、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒、またベトナム発のカオダイ教徒(Đạo Cao Đài tử)などがいる。
日本とベトナムの共通点・言語
漢越語(chữ Hán-Việt)
日本と同様、ベトナムも漢字の影響を受けています。
ただし現在はラテン文字(アルファベット)を元にした文字が正式に利用されており、漢字が読めるわけではありません。
かつて漢字を元にした字喃(チュノム)が使われたこともあります。…ただし公用語というわけではなく、"奨励"にとどまり、一般化とまではいかなかったようです。
が、漢字の影響を受けた発音、単語は多数あり、例えば連絡はLiên lạcで無理矢理カタカナにするとリィエンラク…連絡にとても近いですし、意味もほぼ同じです。
なので、日本人にとっては、ある程度パターンを覚えてしまえば、比較的、勉強しやすい言語と言えます。
ただし中国語のような声調があり、単語の判別に非常に重要なのでカタカナ読みでは通じません。
日本とベトナムの共通点・文化…全体的に
中国文化圏
東南アジアはどちらかといえばインド寄り、中国寄り、イスラム寄りの文化…またはそれらの混在であるかと思います。
ベトナムはその中で言えば、日本と同様中国寄りであるように思います。
人種(見た目)的にもそうですし、伝統的な建物の傾向、数多くの中華料理店、前述の漢字の影響など。
…自国の文化を誇りに思う人には「●●寄り」という表現は不快に感じるかもしれませんが、日本人が想像しやすいものに例えるならば、です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません