ベトナム語の発音方法(南部)

2018年8月8日ベトナム語

ベトナム語の南部発音をマスターしよう

ベトナム語の発音は、日本人には馴染みのない音が多く、非常に難しい。

しかもベトナム語はハノイの発音にあわせて作られているため、学習者から見ると、発音と文字と一致しないことがあり、現地にいると逆に混乱します。

しかし、その発声と文字との不一致に慣れてしまえば、南部発音はハノイ発音に比べ、日本人には容易なケースも多いです。

ベトナム語のR(南部):日本語のラリルレロと同じ

ベトナム語のRは、南部の発音であれば、実はとっても簡単です。

日本語のラリルレロと同じです。

Rを使うので、当初、私は英語のRを意識してしまっていたのですが、ベトナム人の妻に聞くと、どうやら日本語のラ行と同じらしい。

舌をぐるっと反らせて、舌の先端を歯茎につけてから、一気に戻して発声。

これでベトナム語の南部発音になります。

なので、Rがザジズゼゾになるハノイに比べ、南部発音はローマ字と一致するのでむしろ簡単です。

ベトナム語のTR(南部):日本語のチャチュチョをRで発声

TRはローマ字読みできないので当初はとまどうのですが、日本語のチャチュチョをRの舌の形で発音すればできます。

わかりにくいのはCHとの区別ですが、CHは舌を丸めずにチャチュチョを言います。日本語のチャチュチョに近い感じがします。

TRはタ行をRの舌の動きで発声するイメージです。結果的に日本語のチャチュチョになります。

こちらにもう少し詳しく記載しています。

ベトナム語のt / thの区別(南部):気にしない!

タチツテトに慣れている日本人には、t と thの区別ははとてもむずかしいです。

ベトナム人は聞き分けができますが、何度聞いても、とっさに判断できない。
あるいは、わかったとしても、実際に自分が話しているときに使い分けるには、非常に難易度が高い。

熟練してきたら別ですが、気にしすぎないほうが良いです。

tとthを間違えても、多くの場合、ベトナム人は文脈で判断してくれます。

無論、tとthを間違えて、かつ意味が通ってしまう場合には、誤解を与えるリスクはあります。

しかし、めったにないので、それを恐れる余り会話できないよりは、いったん切り捨てて、会話にチャレンジした方が身になることと思います。

つまり、マスターすべきの優先度は低いです。

こちらにより詳しく記載しています。

ベトナム語のmãとmảの区別(南部):ほぼ同じ

声調の"~"と"?"について、南部では違いがほとんどありません。

ハノイ発音では、撥音(小さい「ッ」)に聞こえるものが入り、日本人初学者にはハードルが高くなる要因なのですが、南部では小さいッは入りません。

mảはmãよりはっきり上下する、その程度の感じです。
mãはmảよりも上下が小さい、その程度の感じです。

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